パソコンを処分する際の注意点

「パソコンを処分したいけど、どうすればいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか?

パソコンは、一般的なゴミとは違いそのまま捨てることはできません。

また処分する際には、情報漏洩を防ぐためにパソコン内のデータの取り扱いにも注意が必要です。

本記事では、パソコンを処分する際の注意点についてまとめました。

パソコンを処分しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。

パソコン処分の注意点1:通常のゴミとしては捨てられない

ノートパソコンやデスクトップパソコンなどは、燃えるゴミや燃えないゴミ、粗大ゴミといった形では捨てられません。

これは、平成13年から施行された「資源有効利用促進法」によってパソコンメーカーによる自主回収・リサイクルが義務付けられたためです。

そのため、パソコンを製造したメーカーによって回収されます。

また現在では、平成25年から施行された「小型家電リサイクル法」により家電量販店などでの回収も行えます。

そのほかにも、不用品回収業者の利用や自治体が提供する回収ボックスの利用などでも処分可能です。

処分方法はいくつかありますが、いずれにしてもパソコンは通常のゴミとしては処分できない点を覚えておいてください。

間違った方法でパソコンを処分すると、法令違反となるケースもあります。

パソコン処分の注意点2:データは必ず完全消去

パソコンを処分する場合、パソコン内のデータは必ず完全に消去してください。

人によっては「初期化すれば安全!」と考えている方もいるかもしれませんが、初期化だけではデータの復元ができるため不十分です。

データを完全に消去しないまま処分すると、個人情報や機密情報などが漏洩する可能性があります。

具体的には、SNSアカウントのID・パスワードの流出、クレジットカード番号の流出などです。

最悪の場合、悪用される可能性もあるため、必ずパソコン内のデータは完全に消去しておきましょう。

パソコン内のデータは、データ消去用のソフトの利用や磁気によるハードディスクの破壊などで消去できます。

また、物理的にハードディスクを破壊すれば、データの復元自体が行えなくなるため、こちらの方法もおすすめです。

ちなみに、メーカーによる回収、自治体の回収ボックス、回収専門業者による回収を利用する場合はデータの消去も含めて処分を行ってくれるケースもあります。

ただし、全てのケースで消去してもらえるわけではないため、不安な方は、データ消去に対応しているのかどうか確認し、必要に応じて自分で消去したうえで処分するといいでしょう。

HDDデータ消去する方法

パソコンを処分する際はHDDのデータを消去したほうが、情報漏洩の観点から安心です。HDDのデータの消去方法を紹介しているのでこちらの記事をご参照ください。

HDDデータ消去する方法

必要なデータはバックアップ

処分予定のパソコンに、大切なデータがある場合は処分前に必ずバックアップをとっておきましょう。また、メールの送受信データなども必要な方は合わせてバックアップしてください。

バックアップは、クラウドサービスを利用すれば、データの復元も簡単に行えるためおすすめです。

パソコンを処分する際の注意点を確認しておきましょう

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことでパソコンを処分する際の注意点がご理解いただけたと思います。

パソコンはゴミとしては処分できず、いくつかの方法の中から自分にあったものを選ばなければいけません。

またデータを完全消去しないと、第三者にデータが復元され悪用される可能性があるため、処分前には必ずデータの消去を行いましょう。

HDDを完全に破壊したいと考えている方はこちらへどうぞ

HDDのデータを完全に消去したいと考えている方はこちらへどうぞ