データ保存時に活用されているHDDには、多くの情報が蓄積されています。
そのため、パソコン内のデータ削除を検討する場合、同時に破壊を検討するケースは少なくありません。
そこで本記事では、HDDを磁石で破壊する際のポイントをまとめました。
磁石を活用したHDD破壊を検討されている方は、ぜひご覧ください。
HDDを磁石で破壊するためには磁力が強いものが不可欠
「HDDが壊れやすくなってしまうため、なるべく磁石は近づけない方が良い」といった内容を耳にしたことはないでしょうか?
これは、磁石を用いればHDDを破壊できることを意味します。
一方で、私たちの身の回りに存在する磁石が持つ磁力では、HDDを壊すことはできません。
完全に破壊するためには、人間の力では引き離せないほどの超強力な磁力を持つ磁石が必要となります。
HDD内の磁気を破壊することが大事
大切なことは、データを他者が復元できない状態にまですることです。
したがってデータ削除の観点に立てば、HDD内の磁気を壊すだけで十分な対応と言えます。
磁気を壊す目的を考えれば、必ずしも超強力な磁力を持つ磁石は不可欠ではありません。
必要となるのは磁気を破壊することができるレベルの装置となります。
超強力な磁石を用いた磁気破壊は不可能ではないですが、磁石の入手自体が困難であることや、確実な磁気破壊が難しいという点において、最適な方法とは言い難いでしょう。
磁気消去装置が有効的
磁気破壊には、磁気破壊装置を用いることが効果的です。
磁気破壊装置は強力な磁気エネルギーをHDDに照射する装置で、HDD内の磁気を壊すことができます。
磁気破壊装置と言っても多くの種類があります。
値段などを考慮することはもちろんですが、容量に対応した磁気破壊装置を選択する必要があります。
破壊可能となる磁気が少量の場合、全体を破壊できない可能性があるためです。
購入の際は内包しているの容量にも着目しましょう。
他にはどんな破壊方法があるのか
本記事では、HDDのプラッタの破壊による、データの削除について解説させていただきました。
では、他にはどんな方法があるのか。
HDDを物理的に破壊する方法
こちらの記事にて他の破壊方法も詳しく解説しておりますので、是非参考にしてみてください。
HDDは磁石ではなく、磁気消去装置で破壊可能
いかがでしたでしょうか?
本記事を読んでいただくことで、磁石でのHDD破壊は、超強力なものでなければ行うことができないことをご理解いただけたかと思います。
HDD破壊は、磁気破壊装置を利用することが最も効果的な対方法と言えます。
データを安全且つ確実に削除し、情報漏洩を防ぐという観点から適切に活用しましょう。